思い起こせば小学校高学年からの持病、偏頭痛。
妊娠中はほとんど起こらなかったのですが、産後は寝不足や不規則睡眠も加わってしばしば偏頭痛が発生しています。
そこで気になるのは、薬と授乳の関係。
偏頭痛持ちにとって、トリプタン系頭痛薬が飲めないのは死活問題です。
と産前から心配していましたが、結論としては、
と、産科・頭痛外来、双方の先生から言われました。
心底ホッとしましたわ〜。
ちなみに産科の先生は母乳育児推奨ですが、妊産婦の苦痛はできるだけ取り除いてあげたいと「痛い・つらい」にはきちんと対応してくれるお優しい方。
頭痛外来の先生は、よく学会にも出かけられてて新しい治療にも積極的な先生です。
昔ながらの脳神経科の先生は、授乳中だというと処方はアセトアミノフェンだけでした。
重度の偏頭痛には、気休めにもならないんですよね…
頭痛外来でもらっている頭痛薬
わたしが頭痛外来で授乳中もOKと言われて、頭痛外来で処方された薬です。
服用後、授乳まで時間をあけることも特に指示されていません。
- レルパックス(エレトリプタン)
- マクサルト(リザトリプタン)
- ボルタレン(ジクロフェナク)
ボルタレンは、トリプタンだけで対処できない時に補助的に使っています。
ほかにアマージ(ナラトリプタン)やイミグラン(スマトリプタン)もOKとのこと。
これらの薬の添付文書には基本的に「本剤投与中は授乳を避けさせること。」と書かれているのですが、実際はのんでも影響がないか、仮に母乳に移行しても微々たる量で赤ちゃんには影響がないものが多いそう。
逆に、授乳中に避けるべき偏頭痛薬はエルゴタミン製剤とのこと。
ただし偏頭痛薬としては最近はあまり使われてないそうです。
授乳中のお薬について参考になるHP
頭痛薬以外にも「授乳中でも飲めるの?」と迷ったときに参考になるよ、と産科から教えてもらえました。
国立成育医療研究センター -ママのためのお薬情報
母乳とくすりハンドブック – 大分県産婦人科医会(PDF)
妊娠中や授乳中って、ほとんどの薬が飲めないと思っていました。
でも実際は意外とそうでもないことを知ると、持病持ちには安心ですね。
『薬なんか飲まないで寝てた方が良いんじゃないの』なんて他人は簡単に言いますけど。
偏頭痛発生中の私にとっては、お腹壊したのに「トイレ行かない方いいんじゃないの?」ってくらいの拷問です。
もちろん、薬の適正量を守ることは大前提ですし、どの先生の話を信じるかはご自身での判断となります。薬は飲まないという選択もいいと思いますが・・・
わたし自身、偏頭痛で結構な時間を無駄にしてきました。
貴重な赤ちゃん時代の育児を、偏頭痛でヒィヒィ言いながらやり過ごすのはもったいない!
と思って、無理しないで偏頭痛薬を使うことにしました。
他に迷ったり困っているママの参考になったらうれしいです。