離れて暮らす高齢親の見守りに人感センサーと玄関カメラを付けてみた

※当ページのリンクには広告が含まれています

実家を出て親と離れて暮らすうちに、親も(自分も)歳をとります。

すると、こんな問題が…

  • 親が一人暮らしで心配
  • 元気にしているのか、連絡をとりたいけど頻繁にはできない
  • いっそ見守りカメラでもつけたいけれど、親は嫌がる…

県外に一人で住むわたしの父も、80歳になりました。

買い物に習い事にと元気にしていますが、そうはいっても高血圧だし高齢なので心配。

以前、心配のあまり家の中に見守り用のWEBカメラ設置を提案したことがありました。

父親
生活を監視されてるようでイヤだ

と拒否されました。

そりゃ、そうだ。
リラックスできるはずの家の中を監視カメラで見られていたら私だって嫌です。

ただ近年、高齢世帯を狙った強盗なども増えてきています。

そこで「防犯目的」を押し出した見守り体制を提案し、親に理解を得られた方法をご紹介します。

外の防犯カメラ&室内センサーで高齢親を見守り

我が家の見守りアイテムはこちらのふたつ。

  1. 屋外⇨ WEBカメラ(玄関の防犯カメラとして、映像で確認可能)
  2. 室内⇨ 人感センサー(センサーの前を人が通ったかどうかがわかる)

親の自宅にWi-Fi環境が必要ですが、初期コストはトータル1.5万円ほど。
月額費用不要なのがポイントです。

屋外WEBカメラ

6千円足らずでこれだけの働きをするなんて…と驚愕したのがこのカメラ。
Tapo C310です。

家の外に付けること、防犯目的や怪しい訪問営業よけになるってよ!

ということで納得してもらいました。

外玄関が映るように設置しましたが、家庭用で使うならもう全然十分です。

人が通過した前後を録画保存する設定にしています。

私のスマホにTapoのアプリを入れて、離れた場所からリアルタイム映像や録画映像の確認が可能です。(親のスマホにもアプリは入れてあげました)

来客はもちろん、親が外出・帰宅する様子が音声も含めて記録されます。

しっかりした足取りか、様子はおかしくないかなど、私の時間のあるときに時々確認しています。

実家は屋外に電源があるのでコンセント接続していますが、電源が取れない場合はソーラータイプのカメラもあります。

人感センサー

屋内で動きがあるかどうかを記録するために設置したのが、Switchbot人感センサー&ハブミニ。

  • SwitchBot 人感センサー⇨動きの有無をキャッチするセンサー
  • SwitchBot ハブミニ⇨上のSwitchBot人感センサーで捉えた情報を、遠く離れた私のスマホに送る機械

離れた場所(わたしのスマホ)から確認するなら、人感センサーだけでなくハブミニも必要です。

意外にもカメラよりセンサーのほうが高くつきました(笑)

こちらは

留守中に空き巣が入ったら、何時何分にここを通ったかが記録されるよ!
お父さんが通ったのも記録されるけど、それはそれで生きてるって分かるからまぁいいよね笑

と防犯目的を全面に押し出すにはちょっと弱いなと思いつつ、室内が録画されるわけではないと理解した父は、それなら…と納得してくれました。

我が家は台所の入口にセンサーを設置し、センサー前を通過したら私のスマホアプリに通知が来るようにしています。

毎日必ず通るトイレ付近や玄関など、生活のリズムが読み取れそうなところに設置するといいですね。

親が台所を行ったり来たりしていると通知がたくさん来ますが、朝・昼・夜出入りしたらなんかご飯用意してるな、と。

何日かモニターしていると、何時に起きて何時に寝るかのリズムもだいたい見えてきます。

しばらくセンサーの動きがない時は、ゴルフにでも行ったかな?と玄関カメラの録画をチェック。

大荷物を持って出かけていれば「ああ、元気ね」と。

録画機能があるものと違い、動いたかどうかの情報だけなので、見られている感が少ないようです。

室内のカメラは拒否でも、ただのセンサーなら家の中に設置することを納得してもらえました。

ハブミニで家電の遠隔操作もできる

旅行が好きな父は数日単位で家を開けることもしばしば。

そんな時は父から連絡をもらい、リビングの照明を遠隔でタイマー操作。

県外にいる私が、実家の電気を付けたり消したりして在宅を装うなんてこともできちゃいます。(照明のリモコンをあらかじめSwitchBotハブミニに登録する必要があります)

設置を切り出すタイミングも大事

子どもから見たら衰えを感じても、親本人はまだまだ元気なつもり。

そこにやれ見守りカメラだなんだと言われると

年寄り扱いするな!まだまだ元気だ!シャッキリしてるんだ!

と心を閉ざしてしまいがち。

なので我が家は、

高齢者の家に強盗が入ったニュースを見た時

にこれらの機械の設置を提案しました。

なんだか怖い世の中になってきた!これは、防犯を強化しなくては

というスタンスです。

また偶然ですが、これと近い時期に、親の知人友人が
亡くなる、介護が必要な状態になったという話が入ってきた、
80歳という区切りもあったと、
親自身も「ちょっと考えないとな」という気持ちが向いたタイミングでもありました。

そっと見守る。口出ししすぎない

親の拒否反応がある時は、カメラか人感センサー、どちらか抵抗の少ない方だけでも見守り効果はあります。

さらに2つ組み合わせることで、より親の様子がわかりますし、有事の際にもそう遅くないうちに異常に気付けるのではないかと思っています。

なお、2日に1回位は保存された玄関カメラの映像を見ていますが、そこで見た行動については基本的に言及しないようにしています。

「監視されている」と父親が感じたら、カメラの電源抜かれそうですから…

歳を取っていく親を見守るって、心持ちも含めてすごく難しいな、と思う今日このごろ。

遠くに住む親の介護、どうしよう…という方は、ぜひこちらの本を読んで見てください。
私も気が楽になりました。

外の防犯カメラと、室内のセンサーで一人暮らしの高齢親を見守る。

我が家の遠隔見守りシステムを紹介しました!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする